アルファ化米とは、炊いたり蒸したりしたお米を、熱風で急速に乾燥させたものです。
実はこの乾燥させたアルファ化米は、生のお米から炊飯したご飯と同じでんぷん構造で、
ご飯のおいしさも同じなんです。さらにアルファ化米の場合は洗米・つけ置きが必要無いので、
通常のお米に比べてより早く楽に炊くことができます。
このアルファ化米の特長を生かして作られたのが「ぷちっともち玄米」です。
アルファ化によって玄米のパサパサ感や独特のにおいをカットすることに成功、さらにもち米を使うことで
ほのかな甘みや粘りが加わり、玄米が苦手な方でも食べやすい商品になりました。玄米の「ぷちぷち食感」に
もち米の「もちもち感」が加わり、噛むのが楽しくなるような食感を実現しています。
安心・安全でおいしい商品をお届けするために、徹底した品質管理は欠かせません。
アルファー食品では、専用の生産設備を整え、熟練の作業者が責任をもって生産しています。何種類
もの検査を実施し、合格したものだけが次の工程へと進むことができます。こうして選りすぐられた
商品だけが、皆様のもとへたどり着くのです。
実は「ぷちっともち玄米」は既に全国の学校給食で採用されています。2012年9月から導入が始まり、今では(2013年7月4日現在)26都道府県の学校で食べられています。そのおいしさと手軽さから、食べる人も作る人も嬉しいという点が採用された理由だそうです。現在も採用検討中の県があり、みんなが食べられる玄米として、「ぷちっともち玄米」の人気はどんどん広がりを見せています。もしかすると、ママの知らない間に子供たちは給食で食べているかもしれませんね。
下のグラフは玄米ご飯と白米ご飯の成分を比べたものです。これらの成分は私たちが健康に生きていくために不可欠なので、多種多様な成分を含む玄米は、より健康的な体づくりを実現できる食品と言えます。玄米には食物繊維、ビタミンB群、ビタミンE、マグネシウム・カリウム・カルシウムなどのミネラル、GABA(ギャバ)が豊富に含まれています。
玄米は白米とエネルギー量が同等ですが、GI値(グリセミック・インディックス)※は白米より低いことが知られています。また玄米は白米には殆ど含まれないミネラル(カリウム・マグネシウム・マンガン・銅など)を含み、ビタミンB群(特にB1・ナイアシン・B6・パントテン酸)やビタミンEも多く、食物繊維に関しては白米の約5倍も含んでいます。※GI値:食品に含まれる糖質の吸収度合いを示し、低いほど糖質の吸収がおだやかです。
ビタミンB群とは、8種類のビタミン(ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)のことで、それぞれが体内の細胞にエネルギーを供給するために働いています。体内で合成できないため、食品からとる必要があります。糖質・アルコールを多く摂ったり、ストレスが多いと、ビタミンB群は不足しがちになってしまいます。また妊娠・授乳時期には普段より多くビタミンB群を摂取する必要があります。
GABA(ギャバ)とは、γ―アミノ酪酸の略称です。脳や脊髄に存在する抑制性の神経伝達物質で、興奮を鎮めたりリラックスをもたらす役割を果たしています。体内で合成されますが、ストレスが多かったり、年齢を重ねると不足することがあります。
これだけ多くの成分を含んだ玄米。子供たちの元気のために、給食に採用されるのも頷けますね。
玄米といえば、「炊くのが面倒なんだよね…」。
しかしぷちっともち玄米はアルファ化されているので、
洗米もつけ置きも一切必要ありません。
炊飯器にさっと入れて、ぴっとスイッチを押して、できあがりです。